平熱の情熱
▼なんと！私、YouTuberデビューしました！ …ってのは冗談で、弟が広報部長を務める東京女子学園中学校・高等学校で1日講師をしてきました。
昨今の状況もあり、zoomを使用して授業を実施。写真はその時の様子を写した1枚です。生徒さんのプライバシーもあるので、お顔にはモザイクをかけさせていただいてます。
未来のある高校生たちのキャリア相談に乗るという大きなミッション。自分ではお粗末な人生を歩んできたと常々思っているので、そんな大役を任せてくれた弟の懐の広さに驚くのと同時にとっても感謝しています。
生徒のみなさんが優しいからだと思うんだけど、私の話に耳を傾けてくれて、かなり感動しました。こんな私の話でも誰かの未来を良くするための一助となれば嬉しい限りです。
なお、授業の様子はYouTubeで限定公開されています。興味のある方はURLをお伝えしますので、ご連絡ください。
いやはや、私もとても勉強になりました。また機会があればやってみたいです。
▼唯一入会してるファンクラブがある。
私が人生で入会したファンクラブは現在までで２つ。その１つをまずは紹介する。
インターネット黎明期だった中学生の頃、私は一人のアイドルにガチハマりした。そう、それは小池徹平さんだ。学校をサボっては小池徹平さんのオフィシャルWEBサイトに併設された公式BBS（）に張り付き、執拗なまでの好き好きアピールをし、キリ番をとったら記念カキコ（）をしていた。（ちなみに今、サイトを確認したらBBSなくなってたわ）（こんなあたおかファンに張り付かれてると思ったら、気が気じゃなくてそりゃ閉鎖するよなアハハ）
時は変わって現在。…って、発表するまでにもったいぶればもったいぶるほど、期待値が上がってしまうと思うので、もう入会してるファンクラブ言うね！それは「池上彰ファンクラブ」。その「入会者限定のメール便」に書かれているとある記事がすごく好きだ。
メール内容は、まずメディアの露出状況に、新刊書紹介。（直近2ヶ月で7冊も出してる）（すごいよね）あとは、近況報告など至極まっとうな宣伝内容を見やすいレイアウトでまとめてくださっており、ラストには締めの署名とご挨拶が出てくる。は〜！読み応えあったわ、さ〜てメール閉じるか。と思って閉じちゃダメ！その先に私の好きな記事「池上彰ファンクラブ管理人の独白」があるからだ。
そこには読んで字のごとく、池上彰ファンクラブ管理人さんの日々の思いや、池上さんとの仕事を通して考えたであろうリベラルな主観が記されている。これまでもとてもいい文章だと感じていたが、今日配信された文章がとてもよかった。
ざっくり内容をお伝えすると、このコロナ禍で亡くなった管理人さんのお父様のお話。床屋を営むお父様は、緊急事態宣言中に体調を崩していたそう。病院へいきたいものの、馴染みの客にただ病院へ行くだけなのに、「コロナにかかっているのではないか？」などと疑われたり、余計な気苦労をかけるのを避けるために自分を騙し騙し営業。緊急事態宣言開けに、病院へ行くと即入院・手術。なんと末期ガンだった。それから、2週間たらずであっという間にお亡くなりになってしまった。
湿っぽくならないように『「新型コロナによって沢山のことが淘汰される」だのなんだの嘯いていましたが、その当人の父親が淘汰されとるがな』なんて笑いを混じえてお父様との思い出話を語っており、なんだか悲しくもユーモアに溢れた文章。
オフィシャルなメールってニュースに近い、主観を織り交ぜずにフラットな文章を心がけがちだけど、主観や思想もちゃんと記されている「温度のある記事」のほうが私は好きだ。そういう書き手の思いが伝わるものをたくさん読みたいし、そんな文章を書けたらいいなあ。
▼このぐらいの蒸し暑さになると聴きたくなる曲。spotifyでも聴けるようになるといいなあ。
