喜怒哀楽

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普段はほんとに塩対応をする先輩が、私の知らないところで、「どうしたら立原が元気になるのか」と相談してくれていたと知ったつい先日の夜。

そのことを共通の知人から教えてもらったのだけど、その話を聞いた瞬間、あまりに感動して、初めて行ったバーのカウンターで少し泣いてしまった。いやあ、全然そんな素振りも感じられなかったんだけど。私の鈍感具合にもびっくりしたけどね。

帰り道の途中、その先輩にLINEで「恩知らずな後輩ですみません、全然気づかなかったです…」と連絡したら、「笑う」と一言だけ返ってきて、ああこれがこの人なりの愛情表現なのか…と胸いっぱいになった。

 

それにしても、私はほんとによく泣く。

 

前職の時に、すっごーく感じ悪くて最悪な先輩がいたんだけど、ご多聞にもれず、私もしっかり仲が悪くなった。理不尽な態度が許せないし悔しくて「どうしてあんなに感じ悪いんだろう?」と、当時の同僚に泣きついていた。しかも、千葉駅にある大通りのど真ん中で、だ。場所も選ばず泣きつくあたり、私っぽいな。

その時のことを同僚は「千葉駅号泣事件」と呼び、事あるごとに「また泣く?駅前のそごうの前で?大号泣?」とからかってくる。なーに言ってんの、もう泣かないよ〜なんていじけてみたりして、思い出してはふたりでゲラゲラ笑っている。まあ今となっては笑い話だし、なんであんなことで泣いてたんだろう?とふと思うけど、あの時はほんとに精一杯で、あれが私のベストだった。

ちなみにその先輩は、日頃からの感じの悪さを多くの後輩から摘発されて、無事に降格し、会社も辞めていったらしい。それを聞いた私は出来る限りの大声で「ざまあみろ」と暴言を吐き捨ててやった。ついでに中指も立てさせていただきました。もちろん心の中でだけども。

 

とはいえ私も30歳になったし、あんまりめそめそするのもみっともないなとも思うけど、心根が変わらない限りはずっとこのままかしら。私の友人の皆様方、いちいち泣くなんて女々しいわね、なんて言ってしまう日もあるけれど、自分のことは棚にあげていいますが、感受性が豊かってことでどうかお許しくださいませ。これからはもう少しだけ、豊かに感情表現ができる女になりたいものです。