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■お母さんと同い年ぐらいの人が、街中で何か困ったような表情をしているのを見かけると、いてもたってもいられなくなってしまう。

実家のそばで働いていたころ、職場のビルのテナント内にコンビニがあった。そこで働く眼鏡をかけたおばさんが、どうもお母さんに似てて、まあどこが似てるかというと、自信なさそうにレジを打っていたり、何も悪いことをしていないのに、すぐ「すみません」って謝るところとか。対応してもらうたびに、「謝らなくて大丈夫ですよ」「ゆっくりでいいですからね」って何回も声掛けて励まして。その当時、うちのお母さんも働いてたんだけど、絶対こうやって悪くもないのに謝ってんだろうなって想像すると、居てもたってもいられなくてさ。まあそばにいたからって何かが出来るわけじゃないんだけど、そのおばさんを思いやることで、どこかお母さんを助けた気になってたのかもしれない。自分のエゴだけど。

そうこうしているうちに私の転勤が決まり、そのコンビニに立ち寄ることがなくなってしまった。実家に帰省した時ちらっと覗いてみるけど、そのおばさんの姿がどこにもない。もうやめちゃったのかな?不用意に謝らなくてもいい、おどおどしなくても大丈夫などこかで、幸せに暮らしてるといいな~、ただそれだけを祈っている。