タイムマシンはこない

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■古くからの友人と話していると、過去にどんな考え方をしていたか、どんな感情を持って暮らしていたか、振り返る良いきっかけになることが多い。この連休は、懐かしい人たちにたくさん再会した。

■今日、つい1年前まで大喧嘩をしてた友達に会った。喧嘩してたこととかすっかり忘れてたし、というか今日会う前にも何度か会ってるのに、なんで今になって喧嘩してたこというんだ。まあいいや、私すっかり忘れてたし。そんな友達とお酒を飲み飲み、好きな映画の話を3時間ぐらいした。

「やっぱりね、喧嘩したりいろんなことがあっても、最終的にはあやこちゃんに会いたくなる!」と突然酒場で告白され、普段慣れないことにあたふたして、「お、おう!サンキューな」と割と無愛想で男前な返答をしてしまった。

この数日、日中は頬が火照るほど暑いのに、日が暮れると、すーっと涼しい風が駆け抜ける。ほろ酔い状態でとぼとぼ歩く。

「夜はやっぱり寒いね〜、こういうハッキリしない天気きらい〜」『そーだね〜、でも昼間より過ごしやすくていい!好きだなぁこの季節!』なんて、いくら時を経ても、他愛ない会話ができる関係性って素晴らしいなー、友達サイコーだなぁと感動。

どんなに仕事が忙しくなっても、たとえこの先、生活が変わったとしても、普通の会話をずっとしていきたいし、私は普通の会話を愛してる!

人にやさしく

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「自分の人生っていまどこらへんだと思う?」

『あ、あと何年ぐらい生きるか想定してってことですか?』

「そうそう。」

『うーん、80歳まで生きるとしたら、まだ序盤かなぁ。季節でいうと、ちょうど今ぐらい。初夏。もうすぐで夏に差し掛かるぐらい?』

「初夏か〜。面白い表現だね。」

『あ、いま馬鹿にしたでしょ。ずっと笑ってる。』

「いや、そんなことないよ。初夏ね。でもさ、突然今日死んじゃうこともありえるからね。いつだって寿命は、あるようでないようなものなんだろうな。」

『えーっ。なんか急に孤独になる!不安になるからやめて!』

■いつか訪れる死のことを考えると、孤独な気持ちになる。孤独を思うと、動物園で飼い慣らされている動物たちに思いを馳せてしまう。

たとえば遠い砂漠から、ひとりしょっぴかれたライオン。言葉も通じない日本にたったひとりでやってきて、死ぬまで自分の生活をよそのひとにさらされ続ける。異文化コミュニケーションは少しばかり信じてるたちだから、言葉は通じないものの、飼育員とはボディランゲージや表情で多少は心通うかもしれないけど、大好きな誰かを想って恋バナしたり、お酒を飲み飲み好きな物事で熱く語り合って朝…とか、阿吽の呼吸で会話できる人はなかなか見つからないまま、死んじゃうんだろうな…。

なんて動物園内で想像すると、猛烈に焦燥感に駆られる。隣で子どもたちがはしゃいでるのを尻目に、動物の目を見て、孤独について思いを馳せちゃう。って言いつつも、周りの無垢な多幸感に染まって、自分も楽しくなっちゃうんだけど。

■百合の花の匂いを嗅ぐと、無条件で死を連想する。もう花が落ちんばかりに熟れたときにする、気が狂いそうなほど甘ったるい洗練された匂いを嗅ぐと、しめやかなお葬式を思い出すから。うちの庭にいくつか植えてあり、この季節がやってくるたび、百合の匂いに心がふと持ってかれる。

■まだまだ死にたくないな。

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◾︎朝8:50。改札をすり抜けてちょっと先。いつも決まった時間に決まった場所ですれ違う女性がいる。黒髪ロングで無表情、服もなんだか無頓着でださい。彼女とすれ違うたび、百貨店の匂いがする。正確に言うなら、プレゼントを包む包装紙の匂い。コードネームTakashimaya。小さな頃、特別な用事やお祝い事があると、必ず両親が百貨店へ連れてってくれた。そこのフードコートで食べる、やっすい醬油ラーメン、形整わないソフトクリーム、溢れ出しそうなポップコーン。どこにでもある味なんだけど、百貨店マジックで特別なごちそうに思えた。お腹も胸もいっぱいになって、それだけでも嬉しいのに、新品のワンピース、流行りのおもちゃも買ってもらえた。
彼女とすれ違う朝の数秒で、あの、バラの花が誇らしげに咲く、つるつるの包装紙に包まれた箱をぎゅっと抱きしめて家路を急いだ幼い頃の気持ちをインストール。その数秒が私をすぐにセンチメンタルにさせる。

「なんだか、宇宙に行っちゃいそうだな」

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■好きなものごとに理由なんてあるのでしょうか。だいたい気づいたら好きになっていることがおおくって、理由なんて後付けばかり、な気がしてる。

結局は皮膚感覚で好きになるんだったら、嫌われることだってきっと、大きな理由ってよりも感覚でしかないんだろうな。

だからこそ、ひとのことは、どんなボールを投げてきたって受け入れていきたいな。感覚で嫌いになってしまうのはもったいない気がしてる。

■やっぱり私はひととわかりあいたい。たとえば、ビジネスの場だから割り切らないとならないっていう状況に立たされたとしても、相手のことをちゃんと理解して、心を通わせたいなって思ってしまう!ビジネスライク、ドライな関係、社交辞令っていう、そういう関係はなんだかつまんないなーって。

■ゴルフが大好きすぎてしょうがない。本番もいいのだけど、練習場がすき。休みの日に行くのも、仕事帰りに行くのも、どっちもすき。練習場に行き、日々の話をポツリポツリとしながら、球を打つ瞬間がたまらなく好き。きもちい風を全身で受け、ただっぴろい草原のなかで、ぼんやりしているときが好き。遠くで誰かの声がして、ひとりじゃないんだけど個を感じられるその瞬間がいい。だんだん風が気持ちよくなってくる。いい季節。こんな気分とこの季節がずっと続けばいいと思ってる。

■日々を素直に生きたい。

「youtube ばっかり見てる場合じゃねえ」

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長いです。
3月上旬から中旬にかけてのまとめ。

◾︎職場の同僚と館山へ。
館山に降り立って、南国ナイズドされた街並みに興奮。やばい!薄着で歩き回れるじゃん!とさらに感動し、「老後は海沿いのあったかいとこに住むんだ…!」と強く決意。
夜中に聞いた、「大学の図書館にある透明な渡り廊下を歩く、とある美女のパンツの色を特定するために留年した」という話に爆笑したり、同僚の恋人と結ばれるまでのエピソードを聞いて、キャーキャー騒いでいたら、お酒が回ってバタンキュー。本当に楽しい旅だったなぁ、また行きたい!

◾︎日頃、デスクワークしているせいか、肩が鉄人並みか!っていうくらいバッキバキに固いうえに、凝りまくっていたので、マッサージ屋へ。もともと通っているスポーツジムのなかにあり、やってみませんか?と施術師Aさんが声をかけてくれたのがきっかけ。
タイ古式マッサージに興味があったので、それをチョイス。ほどよい室温に薄暗ーくなった室内、さらにはじんわりあったかいマット。アカン、寝落ちしてまう…と思ってたらAさん登場。

Aさん、語り口がかなり気さくでショートカットの丸顔ほんわか女子…といった風貌なのに、柔らかい足の裏で身体中グイグイ踏みまくるといったドSっぷり。
あまりの痛みに拳を強く握りしめ、冷や汗をかいてたら、話題は、20代後半の女性の生き方について変わる。女性には結婚・出産といったイベントがあり、そこも叶えつつ、どうキャリアを積んでいくかっていう、この歳になると直面せざるを得ない話題に、うーんうーんと唸りながら耳を傾ける。

「ああ!とにかく幸せになりたい!」と枕に顔を突っ伏しながら叫んだら、Aさんが「大丈夫!わたし26の時、ほろ酔い状態じゃないとなんにも喋れなくて、大事なデートの前に白ワインがぶ飲みして行ったら、好きな人の車のなかで派手に嘔吐しちゃったから!それでも生きてるから!アッハッハ」と全然大丈夫じゃない突然の暴露話で一気に距離が縮まり、90分の施術もあっという間に終了。
「私、息をするように人を好きになってしまうんです」というAさんのロマンチックな一言が最高のパンチラインだった。

いろんなことを固く考えすぎなのかもなぁと脳みそも柔らか〜くほぐれた気がした。

◾︎爪が伸びたのでネイルサロンへ。店長であるTさんの接客や考え方、語り口、あと「全部任せます!」といって丸投げしても最高のネイルをいつもしてくれて、こんなわがままを聞いてくれるTさんが大好きで、もうずっと指名させていただいている。(本当にいつもありがとうございます…!)

ネイルをしてもらいながら、やはりこれからどうキャリアを積んでいくかという話題に。周りの同級生のように結婚し、子供を作り、、っていう絵に描いたような幸せを歩むこともいいけど、私は!仕事で!成果を残したい!と強く語ると、「私も仕事大好き!」っていうTさんの単純明快なポジティブ発言にぐっとくる。

うーん、でもね、やっぱり同級生が結婚してるって聞くと、私って出遅れてるかも…?ってよく気後れもすると悩みを告げると、そうなんだよね〜そー悩んでるうちに気付いたら歳をとってるよ、と言われ、仕事人間にとってのワークライフバランスとは…?という命題が心に刻まれる。

女性にとっての「美しさ」や「輝き」が人よりも劣っていると思うから、ならば私は!仕事で挽回して!人並みになりたいぜ!と思っているんだけど、仕事も半人前となるとなぁ。まあ悩んだってしょうがないし、やるしかないのですが。

◾︎同僚Iさんとタロットカード占いへ。今年1月にも占ってもらい、「3月ごろまた来なさい」とお言葉をいただいてたので、再訪問。
総合結果をざっくり言うと、「決断しろ!」とのことでした。決断ってなに…?(^o^)

Iさんと店を出てから、これからどう生きてこうね…と若干どんよりとした雰囲気に。

これからどういう仕事をしてこうか、と話してたIさんの話を受けて、まあ私もバイトではあったものの、職を転々としてきて思うのは、いまのご時世でよくある「新卒至上主義」や「学歴重視」といった考え方には異論を唱えたい。
少しずつ潮流は変わってきてるって思うけど、でもやっぱりその風潮は少し感じてるわけで。たしかに学歴は大事かもしれない。頭の良い学校を出ていると、それだけ「使える人」と分類される人種のパイが大きいから、だったら頭のいいところから人をもらって組織を構成したほうが能率はスグに上がるかもしれない。

だけど、一緒に仕事をしていく上で必要なことって何…?って考えて行ったときに、最終的ににたどり着くのは人間性だと私は思ってる。

会社という組織で生活していく以上、人との関わりあいが大切で、どんなに仕事ができると言われている人だったとしてもまた一緒に仕事したいと思えなきゃ次につながらない。

それに、学歴や職歴が良くなければ組織で活躍できないのか?っていうとそういうわけじゃないって思うんだよね。個人の努力や自己研磨によって、いくらでも活躍できる舞台は用意されてるはず。ショーンKの事件とかまさにそう。結局は豪華な肩書きを持ってないことには活躍できないっていう、そういう情勢であることに疑問を感じてるよ。

仕事ってそれに、できる・できないじゃなくて、あう・あわないかの違いでしかないと思ってる。だからこそ、いろんな人々に、いろんな道が用意されることを願ってやまないよ。


ああ、いろんな人生、すべてのボーイズ&ガールズに幸あれ!と心から思う毎日であります。