面接あるある

▪︎面接でたまにあるのだが、面接官自体が「額面」と「手取り」の違いをわかっていないことがある。額面は基本給に各手当が足されたものを指し、手取りは保険料などの税金を天引きされた額をいう。税金は扶養家族がいるかとか、前年の収入とか居住区によって変動があるので、一概に平均値は割り出せないけど、めっちゃ働いてて家族を養ってる人は納める額が高いって思っておけば間違いない。で、それを指摘すると、「あ、今日初めて知りました〜」などと感動されることが多い。いやいや、感動する前に人事やるなら勉強しておけと。法律の動向を追いかけるのもGOODだけど(派遣社員の方はチェックしたほうがいいです、派遣法もよく変わるからね)、勉強するなら、厚生労働省のサイトをちょこっとチェックするだけでも違う。あとは、求人広告取扱者資格っていう資格があるので、そのサイト見るだけでも全然違うよ。これから採用するポジションにつく人、これから目指す人は見ておいて損はない。

▪︎次に多いのが、「業務委託」に関して。業務委託は基本的に成果報酬だから、1案件こなすごとに収入を得るってイメージ。例えば「ポスティング」「在宅ワーク」「内職」とかね。「プリントを1枚ポストに入れると3円」とか、これが「成果報酬」。で、よくある求人で「業務委託」と歌っておきながら「月収25万はお約束します」と。これははっきり言ってグレーだ。さっき上で説明したけど、業務委託=成果報酬となるので、そもそも月収制っていう概念ないからね。まあでもよくよく話を聞くと、その額を得られるカラクリがあったりするので、怪しいと思ったらまずは話を聞いてみることをオススメする。

▪︎こんなふうに求人の抜け穴を見つけてばかりいると、希望する職種ではなく「人事やってみない?」などと他のお仕事を勧められたりするので、皆さんも前職とは全く異なる業種にチャレンジするからといって「前職の知識なんて役に立つのかしら・・・」なんて引け目に思わず、挑戦することをオススメしたい。まあまだ結果出てない私がいうのもなんですが、そう思ったので書いてみた。ちなみに人事のお仕事は引き受けませんでした。