人は鏡

f:id:ayakoonline:20171026105338j:image

 

▪︎電車内。大声で部下の愚痴を言うおじさんがいた。「あいつはいくら教えてもダメ」「いい加減な仕事しないでほしいよな」って相手の不出来を酷評。まあ側から聞くと、その社員くんが非常に不器用で仕事が出来ないことがわかった。ただ、こう言う場面に遭遇するたびに思うんだけど、「部下の不出来は上司の責任」なのではないだろうか。いくら教えてもダメって言うけど、相手の理解力が乏しいと判断したのであれば、わかるまで丁寧に指導するとか、相手の目線に立ってどんな伝え方なら理解できるのかって考えて話しているのだろうか?いい加減な仕事しないでほしいって言うのはわかるけど、どこまでやれば評価するのかってゴール地点をちゃんと共有してるのだろうか?

 

人に言いたくなる気持ちもわかるし、もしかしたら、本当にその部下はその仕事の適性がないのかもしれない。だけど、一旦その相手の上司を引き受けたのであれば、ちゃんと向き合って相手を育てるべきだと思う。まあ逆はあっていいんじゃないか、つまり部下が上司を突き上げるのはいい。それによって風通しが良くなるし、業務改善に繋がるからだ。しかも上司って部下の話を聞き、受け止めることも含めてその役割だしね。

 

いやあ、まあとにかく思うのは、部下の不出来を語れば語るほど自分の能力不足を歌ってるようで恥ずかしくないのかなってこと。だって、そこまで育ってない=教え方がわかりづらいってことにほぼ近いんじゃないかって思うんだもん。

 

好きな言葉で、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉がある。山本五十六っていう人の言葉で、日本の海軍軍人。大東亜戦争連合艦隊司令長官だったそうです。いまWikipedia見て知ったので、詳しくはWikipediaで確認ください。

 

はじめは自分自身でやってみせて、教えて聞かせてやらせてみる。やったことを褒めて評価しないと人は動かないっていうことなんだけど、まさにこれって上司・部下の関係だけじゃなくて他の人間関係でも置き換えられると思う。なんでこうしてくれないの?こんなひどいことばっかりだわ!とかとか、言いたくなる気持ちもわかるけど、理不尽な暴力以外だったら、まずは自分に立ち返り、行動を振り返ってみたらどうだろうか。

 

と、電車内で話してたおじさんに物申したかった。自戒の意味も込めて、私もそんなスタンスで引き続きやっていきたい。また長くなりました。台湾旅行の感想はまた次回で。ではでは。