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これから先もずっと、言葉を選んで生きていかないといけないとはおもうけど、なるべくなら気を遣わないで居られる瞬間を選択して生きていきたいなー。ただ、闇雲にむき出しの言葉を使って話すってわけでなくて、この人の前でなら偽らないで話していていい、いい格好しなくてもこのままでいていいと思っていられるような、そういう感じ。

 

とはいえ、一時的な感情でどかーんと怒ったり泣いたり、気を遣ってるようで、どこかでむき出しの言葉が溢れて、見えないところで人を傷つけることもあるから、たぶん不器用なんだな。

 

もう28歳だし、いい大人だし、ちゃんとしてないといけないんだろうけど、想像してた28歳とはちがっている。

なんかあるとすぐ喜んでは笑い、些細なことで丁寧に傷ついてさ。私の思い描いていた28歳は、もっと平常心を保ってクールに過ごしてる姿だった。…まあでもこんな自分も悪くはないとも思っている。

 

毎日ってきっとそんなことの繰り返しなんだろうな。優しくてあったかくて楽しい瞬間を大事にして生きていきたいなー。

Say Yes

 

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■気づかなかったり、気づかないふりをしてた感情に気づいてしまう瞬間がちらほらとあり、受け止めるか受け流すか、いろいろ考えこんじゃうな。

感情に輪郭を持たせると、パッと見逃せなくなるから、見ないふりしてぼんやり淡い感じでやり過ごしてたのになぁ。

 

■仕事で得られる賃金を「頑張ったぶんの我慢料」とつぶやいたら、「違うよ、努力料だよ。頑張ってるじゃないですか」と言葉をもらい、新宿西口でおいおい泣きそうになった。

 

■自分を守るための優しさとか丁寧な言葉とか忘れてた感情を思い起こさせてくれる人たちよ、100年分の感謝を!いつも心の柔らかい場所を守ってくれてありがとう

Lemon

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■どんな生活してても、心にはいつもゆとりとユーモアを置いときたい。そして思いやり。

■実家に帰った。お母さんのひざの上に頭をのせて寝るのが好き。「もうあやちゃん大人なんだからさぁ」と言われても、頭をどかさない。お母さんの体からするお日さまの匂いみたいなあったかーい匂いをかぎつつ、髪を撫でてもらうのが好き。すごく安心してウトウトしてしまう。

最近になってよくお母さんが「私も生きられてあと20年だろうねぇ」ってポツッとつぶやくたびにとても切なくなる。その隣でワーワー小言を言うお父さんを見る限り、まあ、当分は大丈夫だろうと思うんだけどさ。元気でいつまでもいてもらいたいものです。

 

 

 

 

借りぐらしのアリエッテイ

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今の部屋から外を見渡すと、ずっと先に新宿のオフィス街が見える。無数に群がる航空障害灯の赤い光が、風の谷のナウシカに出てくる王蟲に見えて気持ちが悪く、おちおち夜も微睡んでいられない。部屋の間取りも朝の日差しも全て気に入ってるし、なんも問題ないんだけど、夜になると勢いよくカーテンを閉めたくなる。

 

思えばこの28年という短かい人生で私は8回も引越した。たまに前の家のことを思い出してはふらっと目の前まで行き、部屋に誰か住んでいるのか確認しに行くことがある。

 

高円寺の小さなワンルームに住んでた頃。壁が薄いからか隣の部屋からは爆音でメロコアが聴こえてきていた。「おい!ハイスタ!!」と思いながら目が覚めてしまい、一時期ストレスがたまっていたのだが、ある日から曲調が一変。スピッツがかかるようになった。ははーん、さては彼女が出来たな?と読んでいたがまさしく正解。たまに聞こえる愛し合う物音に少々萎縮しつつ、私にも恋人ができ、その部屋を当時の恋人は「ハムスター小屋」と名付けた。その小さなワンルームでの日々が色濃く残っていて、たまに思い出しては懐かしい気持ちになる。

 

弟と2人で暮らしたこともあった。弟は部屋を出るとき必ず「お姉ちゃん、今日僕は朝に⚫︎⚫︎へ行って勉強して友達のBくんに会う。夜は21時前に帰るからお姉ちゃんも家にいてね!」と逐一報告してくれて、「ああもうわかったよ、いちいち言わなくてもいいよ」とおざなりな対応すると「なんでお姉ちゃんは俺のことちゃんと理解してくれないの!」って泣きながら訴えかけてきたね。当時、正直面倒に思ってたけど、いまならわかる、子ども扱いしてちゃんと向き合ってないように見えたから怒ってたんだよね。ハイハイわかったよみたいな態度があんまり良くなかったんだろうな。ごめんよ。でも生涯で一番楽しい日々だった。夜中にコンビニ行ってはビールとアイスを買い、静かな街をゲラゲラ笑いながら歩いたり、部屋で即興コントやったり、ご飯作って待っててくれたり、楽しかった。

 

前職時代はというとある日を境に急に転勤族になった。半年の間で2回も引越した。また転勤するかもと思い、服も本もレコードもCDもどんどん売った。いつでもどこでも行けるように最低限の荷物だけで暮らすようになった。部屋はこざっぱりとし、生活感ゼロって感じで、部屋で暮らしを営むというよりかはただ寝に帰るような生活で。床には直置きの花瓶がすっと佇み、乱暴に生けた花が廊下から漏れる光にあたり、こうべを垂らした姿が見える。いつまでこんな生活が続くのだろう?とふと永遠を思ったこともあった。

 

引っ越すことも当分はないだろうと思い、本もまた手元に置いておくようにし、モノも増え、街にも馴染んだ。また引っ越したいなとは少し思う。引っ越しは住んでいた街との別れがあるからか少しの切なさと、私のことを知らない新しい街に飛び込む新鮮さがあり、なんだかとても好き。またいつかね。次はどこに住もうかな。